内田香織(37歳) 聖友学園 児童指導員(勤続14年)

職員インタビュー004内田香織

校生の頃、近所の児童相談所で子どもたちが遊んでいるのを見て、「ここは何だろう?」と疑問をもち、見学に行ったのです。
そこで、その子どもたちの境遇を知り、単純に「すごい!」と思いました。尊敬の気持ちです。
親の養育を受けられない中でもちゃんと生活をしている、そのような子どもたちの力になりたい!という思いが芽生え、今の仕事につながっています。

聖友学園では、2歳から高校3年生までの子どもが生活しています。
一見、何不自由なく暮らしているように見えるかもしれませんが、子どもが本当に求めるものはここには無く、心は満たされません。

そんな子どもたちに対する私の願いは、
「卒園したら(それまでは親や大人に振り回されてきた人生だったけれど)自分の好きな道を選び、歩んでいってほしい」
「学園で学んだことを少しでも活かして、人生を切り開いていってほしい」
ということです。
だから、ここにいる間に『自分がやりたいと思ったことを実現していく力』をつけてあげたいと思っています。

在、私には7歳と3歳の子どもがいます。
産休・育休を申請する際、自分の希望と学園の意向を擦り合せ、十分な話し合いによって条件を決めていただけたのはとても良かったです。
業務宿直もありますが、まだ子どもが幼いので、週一回・夫が休みの日に当てさせてもらっています。

わが子にも私の仕事の説明をしていますが完全には理解できず、母親が自分を置いてよその子どもの面倒を見に行くことに納得いかないようです。
宿直を前に泣かれたりすると、やはり後ろ髪を引かれますね。
仕事と育児をなんとか両立できているのは、職場の理解と夫の協力のおかげです。

休・育休をとる前は、この職場で「なくてはならない存在になりたい」 という思いで頑張ってきました。
でも実際、1年弱の間、私が休んでも支障なく職場が回っているんですよね。
私がいなくても大勢に影響なし、という現実を改めて思い知らされました。

それでも、私は「もっと力をつけて、この職場でもっと役に立てるようになりたい」、「自分にできる限りのことをして、学園の子どもたちの力になりたい」と思っています。
これほど強い気持ちを持ち続けられるのは、学園の子どもたちを尊敬しているから。
わが子と同じように大事な存在だから。

(平成30年3月)