関 悠希(22歳) 聖友学園 児童指導員

関 悠希

「セッキーってオモシローい! なんでそんなに面白いの?」
子どもの前でよくボケたり冗談を言ったりしますが、そう訊かれたらこう返します。
「笑わせるために面白くしているんだよ(笑)」

、仕事上で一番楽しいのは、子どもたちとの会話です。
楽しく雑談ができるのは子どもと信頼関係が築けているからだと思うし、その手応えが充実感にもつながっています。
会話を盛り上げるために工夫もしていますよ。
それぞれの子どもの好きなことについて下調べをして、ネタを仕込んでいきます。大好きなアニメのこととか趣味のこととか。
担当しているグループホームの子どもたち一人にひとつずつ、毎日必ず面白い話をしようと心がけて実行しているんです。

童養護施設で働きたかったのは、大変な思いをしてきている子どもたちに「自分が関わることで少しでも笑顔を増やしていけたら」という思いがあったから。
就活中、施設見学で6カ所目に訪れたのが、この聖友学園です。
法人の理念が心に響いたことをはじめ、「ここなら子ども一人一人に対して、自分が理想とする温かい関わりができる」と思い、その日のうちに決めました。

職1年目は、職場を知ることや周囲についていくことで精一杯。
2年目は、まだ分からないことだらけでしたが、後輩ができたことがモチベーションになり、頑張りが認められるようになって少しずつ自信もついていきました。
3年目の今、日々難しいことにも直面しますが、ひとりの自立した職員として責任を自覚し、子どもたちとじっくり向き合っています。

例えば、対応が難しいある子どもについて。「それはこうだから、よくないよ」と諭している場面でその子は「なんで?」を延々と繰り返したり、寝静まった夜中に宿直の職員を何度も呼んだり、色々なことが積み重なって苦手意識が膨らんでしまったので、 “好きになろうキャンペーン”を個人的に展開することに。
他の職員にその子の可愛いと思うところ挙げてもらったり、その子の良いところを見つけようと心がけたり、より丁寧に関わるようにしました。
2ヶ月ほどすると、落ち着いて話を聞けるようになり、以前は言えなかった「ごめんなさい」も言えるようになって、ずいぶん変わっていきました。

の仕事は答がひとつではないし、自分の引き出しをいくら開けてもその子どもに通用する答が見つからず頭を抱えてしまうこともあります。ときには子どもに腹が立つことも…。
でも、子どもたちは好きでここにいるわけではないし、自分には「子どもたち一人一人
の笑顔を増やす」という揺るぎない目標があるので、
『今日も笑顔をひとつ、幸せをひとつ』という気持ちで頑張っています!

(平成30年7月)